|
番号 |
2 |
|
HIT |
17407 |
|
タイトル |
カラーリング(白髪染め)剤を使用したときの症状 |
|
内容 |
Q: 1年半前から、美容室でのカラーリングやホームカラーリングで、薬剤を髪に塗布して15分程経過して、動悸、また全身がおかしな感じになり、血の気が引くような感じになります。このような症状はアレルギー症状なのでしょうか?このままりカラーリング剤の使用を継続すると症状が悪化するのでしょうか? 46歳 女性
A: カラーリングの主成分はパラフェニレンジアミンなどの酸化染料ですが、これらのアレルギーで有名なのは、慢性的な湿疹を起こす接触性皮膚炎です。動悸や血の気が引くような症状から推察すると、恐らく血圧が下がるなどの循環器系の症状が出ていると思われます。また薬剤を塗布してから15分ほどで症状が出ているとすると、頭皮から吸収された微量な薬剤が循環器系に入って直接症状を起こしている可能性があります。医学的論文も検索してみましたが、パラフェニレンジアミンを自殺目的で大量に服用すると横紋筋融解や急性腎不全などの致死的な症状を起こすと報告されていますが、白髪染めに使用した場合の合併症の報告はありませんでした。ただお話からすると症状の再現性があるため、やはり疑わしきものは今後避けていただくのが無難かと思われます。 |
|
|
|
|