東京 立川市 アレルギー科

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番号 6   HIT 16250
タイトル ペニシリンアレルギー
内容 Q: 母方の祖父と、母に薬(ペニシリン)のアレルギーがあります。祖父はペニシリンを投与されると呼吸困難になるそうで、母はじんましんがでるそうです。私はというと、小さい頃に風邪か何かで病院で診て頂いた時、家族に薬にアレルギーを持つ者がいることを申告したところ、同じ薬にアレルギーを持っている可能性が高いので、今後処方されないようにしたほうがいいでしょうとお話がありました。まで処方されたことがないので、本当に自分が同じ薬のアレルギーを持っているか不明なのですが…。うちには子どもがいるのですが、子ども達も同じ薬のアレルギーがある可能性が高いと考えて、将来的に処方は避けて頂いたほうがいいのでしょうか。33歳 女性

A: ペニシリンのアレルギーですが、御祖父の場合はかなり昔の状況なので、当時のペニシリンというとペニシリンGという注射製剤しかなかったように思います。ですので現在広く使用されている内服のペニシリン系抗生物質の場合は、注射と内服という違いもありますし、また当時と製薬技術が格段に違いますから、同様に解釈するのは困難です。また子供の場合は父方と母方の遺伝子の半分ずつを受け継いでいくので、親がアレルギーがあるから子供も必ずアレルギーが発症するとも限りません。ただ薬剤アレルギーの場合は血液検査などで体質を事前に調べることができないため、正直内服してみないと大丈夫かどうかわからないという難点があります。現在は幅広い抗生物質の種類がありますので、御自身は今後もペニシリン系を使用しなくても困ることはないかと思いますが、子供の場合は溶連菌感染症の場合にサワシリン・パセトシンなどのペニシリン系抗生物質が第一選択薬となります。それほど神経質にならなくても良いように思いますが、処方を受ける場合には小児科医とよく御相談下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
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